(Install MINIX 1.1 on VirtualBox)
『オペレーティングシステム : 設計と実装』で扱っているのは、Minix 3です。ダウンロード可能な最も古いバージョンは、Minix 1.1であったので、当時の感動を味わいたいと思い、作業した記録です。
と作業したのは、2年前(2020年08月)。
仮想マシンでサクッと進めようと思ったのですが、簡単にはできず、試行錯誤して、記録を残していたのですが、今(2022年08月)となっては、意図がわからない状態になってしましました。
まずは、2年前(2020年08月)の記録を、素直に投稿します。
続いて、記録を整理して順次投稿するつもりです。
1.ダウンロード
Intel-1.1.tar.gz(目的のバージョン)とIntel-2.0.4.tar.gz(パーティション作成用)をhttps://www.minix3.org/からダウンロード。
2.仮想マシン作成
※ネステッドページング無効にしないと’=’キー押下の後で進まない、COMポートは念のため。
3.パーティション作成
Minix 2.0.4(Intel-2.0.4.tar.gz)を使う。パーティション3つ作成(rootfs用(360KB),usr用(24MB),user用(24MB))。
4.初起動
FDイメージのサイズを360KBから720KBへ拡大(増えた領域の値は任意)する。(VirtualBoxはイメージサイズにより、シリンダ数、セクタ数が変わる模様のようであり、360KBの場合、1.44MBとして動作するようで、FD読み出しがうまくいかない)
5.ファイルコピー
6.hdアクセス可能にするため編集とmake
- kernelのat_wini.c⇒wini.cへ。
- wini.cを改変。
- Toolsでimage作成。
- 作ったImageでBoot(HD見れるようになる)
7.rootfsをhd1にするための編集とmake
8.ファイル設定の変更
- proto.usrとproto.userを変更。
- proto.usrのroot部を変更。
- proto.usrのbin以下のエイリアスを「../commands/」から「/usr/」へ変更。
- proto.userのroot部を変更。
- proto.userのtest以下のエイリアスを「../test/」から「/usr/test/」へ変更。
- /usr/etc/rcの初期マントを「fd」から「hd」へ変更